横山尚則選手茨城Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「競輪は奥が深いです。負けても称えられるスポーツ。そういうのはなかなかないです」
　茨城勢８人が参戦した共同通信社杯の中に、ビッグ初出場となった横山の姿もあった。
　「８人参加で周りからも注目されました。自分もただ参加するだけじゃなくて、その中の一員としてありたいと思いました」
　４月青森でＳ級初優勝を果たし、今シリーズでも準決進出と歩みは順調に見える。だが、本人の中では納得できていない。
　「今回は自分の競走をする難しさを実感しました。こういうところでも自分の競走するには脚力をつけないと。二次予選Ａでの吉澤（純平）さんの走りはすごく格好がよかった。自分もそういう立場になっていきたい」
　では具体的にどういう選手になっていきたいのか。そう質問すると、少し意外な答えが返ってきた。
　「どんな時でも変わらない選手になっていきたいです。レーススタイルであっても、私生活であっても。そして人とのしゃべり方であっても。調子の悪いときでも堂々としていたい。人としてまだまだ学びたいです」
　それは師匠である十文字貴信（75期）の教えでもある。そういった意識付けも、茨城からどんどんと若い選手が羽ばたいている要因なのかもしれない。
　「師匠からは色々と教えてもらって頭が上がらないです。学ぶところは先輩方それぞれにあります。今回も武田（豊樹）さんから『どういう開催でも自分のスタイルでやるべきことを覚悟を持ってやれ』と言われて感じることもありました。どんな相手でも取り組む姿勢を変えずにいきたいです」
　ビッグに参戦したことで横山の意識も一段と変わった。そこで最初の言葉につながった。奥深さを知り、さらなる飛躍へと期待も大きくなる。
　「自分として良い開催でした。今後のステップアップに何が必要か。やるべきことをやっていきたいです」　　　　（中野）

2019年1月18日更新

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