長田龍拳選手静岡Ｓ級２班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　高校時代にはスプリントで選抜、インターハイ、国体を制覇して３冠を達成。その後は在所ナンバーワンの座を引っ提げて競輪選手としてデビューを果たすも、プロの世界は甘くなかった。
　「もっとやれると思っていた。勝たなきゃいけないと変なプレッシャーを自分自身でかけてしまっていた。それが逆効果になってしまい、いい結果が出なかった」
　もどかしい日々を過ごしていた長田龍拳だったが、昨年の４月弥彦での落車をきっかけに成績が上向き始める。
　「落車してからは練習をしていても全然コンディションが戻らなかった。そこで何か吹っ切れたような気がした。勝つことよりも、いいレースをしてラインの中から誰かが勝てればいいと思って走るようになったら成績が良くなっていった」
　きっかけをつかみＡ級１、２班戦で活躍を続けていったが長田だが、今期からはＳ級２班へ昇級して再び壁にぶつかっている。
　「Ａ級はスピードをつけて前に出切れればやれたけど、Ｓ級はすかさず仕掛けてくるしペースが緩むところがない。ずっと掛かっている感じだし、Ａ級でそうゆうレースをしてこなかった自分には厳しい結果が続いている。後ろに付いてくれる先輩方からはペースを１回上げたら落とさないようにして、自分がもつ位置からもう１回踏み込めるようにしろと言われている。今はそのアドバイスをもとに走るように心掛けている」
　近年はオールラウンダーの活躍が目立つ競輪界だが「自分は師匠（渡邉晴智）や（渡邉）雅也のように器用なタイプじゃないし、これからも先行で勝負していきたい」と積極策を貫く姿勢に変わりはない。「選手になったからにはＧ１を獲りたいけど、まだそれは先の話なので」といつの日か花開く時を夢見て、先頭で風を切る。

2022年10月28日更新

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