橋本優己選手岐阜Ｓ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「順調すぎるくらい。Ｓ級１年目でこんなに勝てるとは思ってなかった」
　本格デビューから１年半となる今年１月にＳ級に舞台を移した。Ｓ級初場所の高松でいきなり勝ち星を挙げると、５月には優勝。すでに８月のオールスターでは、Ｇ１での１着も経験している。
　「Ａ級の時からどんな感じの選手が（Ｓ級で成績を残して）走っているんだろうなっていうのはありました。そのなかで自分は101、102点くらいかなとは思ってたんですけど、（競走得点が）106点くらいあることを考えると、だいぶ上にいけました」
　在所は27位。同期には早期卒業生の寺崎浩平、菊池岳仁がいて、同県には山口拳矢もいる。養成所では特筆すべき数字は残していない橋本優己だが、デビューからしっかりと地に足をつけて脚と“競輪力”を磨いてきた。Ａ級２班に特班したのが昨年の１月。そこからＡ級１、２班戦では、じっくりと力を蓄えてＳ級に備えて濃密な１年を過ごしてきた。
　「（Ｓ級に）特進できるにこしたことはないと思ってたけど、そこまで狙い過ぎてもっていうのがありました。さすがにその時にＧ１に出るっていうのはまだなかった。いまもそうですけど、レースは毎日、チャレンジを含めて全部見るのが日課です。新人のレースも見て、こういう選手が強くなるんだろうなとか、いろんなレースを見てます」
　松阪記念はまさかの一次予選敗退も、シリーズ後半で連勝。奇しくも同期の町田太我と同じ松阪記念の最終日にデビュー通算100勝を遂げた。
　「（１つ前のレースで町田が）先にしていたので負けないようにと。負け戦ですけど、しっかり２勝を勝ち切れた。100勝は通過点ですね」
　あくまで通過点も区切りのメモリアルで弾みをつけた橋本は、２度目のＧ１、寬仁親王牌が控えている。
　「（今年の目標は）記念の決勝に乗ること。あとはこれからＧ１に出続けることですね。それに出るだけじゃ意味がない。勝ち上がっていかないと」
　濱口高彰（岐阜・59期、引退）の「中部でタイトルをたらいまわしに」から、時は流れて激変。いまは中部、冬の時代。いつの時代も若い力が、復興の鍵を握っている。

2022年10月16日更新

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