木村佑来選手宮城Ａ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　高校時代には全日本高校選抜や国体のスプリントで上位の成績を収めて、早くに潜在能力を開花させた。昨年の５月に競輪選手としてデビューしてからは勝ち星を積み重ねて、８月にはＡ級２班への特別昇班を果たした。
　選手を目指したキッカケは「中学生の時に見た海外のロードレースがカッコよくて、高校時代から自転車競技を始めました。ロードレースと両立してトラック競技をやっていましたが、ロードレースの方はなかなか結果が出なかったのでトラック競技に絞りました。自転車が好きだったので、高校を卒業してからも自転車に乗り続けていたいと思ったことが競輪選手を目指したキッカケです」
　レースで意識していることは「末脚が甘いことが課題なので、長い距離を踏むことを意識しています。師匠（阿部拓真・107期）からもメリハリをつけて走れと言われているので、しっかり行けるところから行くように心掛けています。バンク練習では長い距離をモガく練習をしているし、街道練習も行うようにしています」と自分の弱点を把握して取り組んでいる。
　来期からはＳ級へ昇級する可能性が高いが「まずはＳ級２班でしっかり力を出し切る競走をしたいです。ゆくゆくはＳ級１班に上がって、最終的にはＧ１の決勝に乗ることが目標です。Ｓ級はＡ級とは違って先行したい気持ちがあっても、タイミングを逃すと先行することすらできないという話を聞いているので、その辺りの組み立て面も考えて走っていきたいです」と秘めているポテンシャルの高さを考えれば、Ｓ級のトップクラスで活躍する日もそう遠くはない。
　目標の選手は「特に誰かを目標としているわけではないですが、師匠をはじめとするいつも一緒に練習をしている先輩の方々（大槻寛徳・85期、荻原尚人・89期、和田圭・92期、櫻井正孝・100期）には憧れています。みなさんＧ１でも活躍しているし、僕もいずれは同じ舞台で戦えるようになりたいです」
　ピスト６を走ってみて「いつもの競輪とは別物ですね。周りのスピードが速いし、全員が単騎だから動きが予測できない。でも重いギアを踏んで長い距離を駆けることによって脚に刺激も入るし、脚力の底上げにつながると思います」とピスト６での経験が、今後の競輪にもプラスに働きそうだ。着実に成長を遂げている北日本のホープのこれからの活躍に期待したい。

2022年9月9日更新

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