桑名僚也選手埼玉Ａ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　「常に自分が勝つことを目指してレースに臨んでいる」
　勝利への貪欲な姿勢を貫く桑名僚也。一昨年の５月にデビューしてから現在に至るまで自在のレーススタイルを貫いている。
　「自転車競技をやっていた時から個人で戦っていたし、ライン戦というよりは一人で走る方が得意。脇本（雄太）さんや深谷（知広）さんのような脚力があれ別だけど、自分にその力ははない。それでも１着を取りたいし、そのために競輪選手になったので今のスタイル（自在）で走っている」
　自在なレーススタイルゆえに落車や失格も多いが、自身の考えに揺らぎはない。
　「（チャレンジの）デビュー戦は自分のミスで落車をしてしまい、周りからはそうゆう（自在）レースをしているからだと、言われたりしたけど、それでも自分の意志は揺らがなかった。（Ａ級２班への）特班初戦の松戸でも落車をしてしまったけど、自分のレーススタイルなら仕方がないと納得できた」
　近況はＡ級１、２班戦でも優勝を重ねて手応えをつかみ、来期からは初のＳ級へと戦いの舞台を移す。
　「実際にＳ級で走ってみないとわからない部分もあると思うけど、レースを見ていてある程度、自分の力がどれだけ通用するかはわかっているつもり。地脚がないことが課題だけど、いまさら弱点をを克服しても遅いと思うし、得意なダッシュ力を磨いていく方がいいと思う。Ｓ級でも自分のレーススタイルは曲げないし、回れるなら人の後ろを回って勉強もしてみたい。それが無理なら単騎で走ろうという思いもある」
　将来はビッグ制覇より”桑名僚也”という選手を認知させることを目標にしている。
　「もちろんＧ１を獲りたい気持ちはあるけど、それより自分の中で光るものを見つけたいと思っている。近藤龍徳さんのようなスター性のある選手は憧れる。実際にＧ２も獲って結果を残しているし、身長も自分と一緒であまり大きい方ではないのでレースとかは参考にしている。自分も他の選手とは違う唯一無二の存在になれるように」
　誰に何と言われても自身のレーススタイルは崩さない。それが桑名の強みとも言える。これからも自在の競走を貫き、記録より記憶に残る選手を目指す。

2023年4月27日更新

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