石塚慶一郎選手和歌山Ａ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　石塚輪太郎（105期）を兄に持ち父親（正浩・56期、引退）も元競輪選手という競輪一家のサラブレッド。デビュー後は鋭いまくりやカマシを武器に勝ち星を積み重ねて、今年の５月にＡ級２班への特別昇班を果たして、昇班後４場所目の７月の松阪ではＡ級１、２班戦での初優勝を飾った。
　石塚といえば新人らしからぬ冷静なレース運びと多彩な攻め幅を持ち味としているが、その要因として「高校時代にスクラッチをやっていました。競輪よりも多い人数で走っていい位置を取らないといけなかったので、競輪でもそこを意識して走れていると思う」と高校時代の自転車競技での経験が大きな影響を与えている。
　近況はデビュー当初に比べて積極的な競走も増えてきているが、その心境を語ってくれた。
　「チャレンジ戦ではまくりが多くなってしまって、父や兄にはＳ級に上がるまではバックを取る競走をして脚力をつけろと言われて、今は積極的に走ることを心掛けています。去年の冬から街道練習を初めて、そのおかげで先行しても意外といいタイムで走れたし、逃げ残れるようにもなってきました」
　今後の目標については「（Ａ級）１、２班戦でもやれる手応えはつかんできたし、まずはＳ級に上がりたいです。兄と一緒に地元記念に出場して前を回りたいという気持ちもあります。自分は追い込み選手が好きなので、将来は飯嶋則之さんや成田和也さんのような選手を目指しています。ヨコの動きを練習もしているし、今は自力として戦っているけどＳ級に上がったら自在に立ち回る走りをしていきたいです。大きすぎる話になってしまいますが、最終的には小さいころからの夢だったグランドスラムを達成したいと思っています」と大きな目標を掲げている。
　近況はピスト６でも強豪を相手に２度のファイナル進出を果たしており、堂々の競走を披露している。ポテンシャルは非凡なものを秘めているだけに、将来的に偉業を達成する可能性を感じさせてくれる選手だ。

2022年8月23日更新

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