塩崎隼秀選手愛媛Ａ級１班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　粒ぞろいと言われる121期の在所ナンバーワン。デビュー後はなかなか期待に応えられずにいたが、その結果を前向きにとらえていた。
　「ルーキーシリーズで結果を残せなかったし、（在所１位っていうのは）あまり意識していなかった。同期の中でもすぐにＳ級で活躍している人もいたけど、その人たちと同じ走りはできないし、焦らず今できることをやろうと思った」
　その後は着実に力をつけて、現在はＡ級１、２班戦で勝ち星を量産。今期は８月の高知、１０月の小松島と２度の完全Ｖを達成した。
　「高知の時は真鍋（智寛）さんが前で頑張ってくれての優勝だった。小松島は３日間、自力戦での優勝だったし自信になった。予選は突っ張り先行で逃げ切れたし、準決も前が取れたら突っ張るつもりだった。これからもラインが長ければ積極的に駆けるつもりでいます」
　徐々に手応えをつかんで明るい兆しが見えてきたが懸念点もある。
　「４月の小倉辺りから腰に違和感を感じていた。最初に診断してもらったら炎症しているだけと言われたので、しばらく練習を休んで安静にしていた。それでも治らなかったので精密検査をしたら、腰のヘルニアだとわかった。今も少し痛みがあるし、いつまた（腰が）ダメになるかわからないので、今はケアをして様子を見ながら走っている」
　腰部に不安を抱えつつも前向きな姿勢をもって、近況は新たなチャレンジとしてピスト６にも参戦。まだ予選止まりと結果を残せていないが、手応えは感じている。
　「（ピスト６では）最初はどのペースで走っていいかわからなかったけど、走るたびに徐々に慣れてきた。大ギアを踏むと脚に刺激入るし、ピスト６を走ったあとは競輪の調子がいい」
　まずはＳ級昇級を目標に掲げ、先を見据えて総合力の向上を図っている。
　「Ｓ級に上がって、負けっぱなしにならないようにしたい。そのためにも今は、先行とまくりどちらもできるようになりたい。（別線の）番手を狙う競走は考えていないけど、中団を取るために、さばきの技術も必要。今はその辺りも考えてレースに臨んでいる。今のところ来々期のＳ級点は取れそうなので、このまま点数をキープしていきたい」
　潜在能力は高く、レースセンスも抜群。自力選手としてレースの幅を広げてさらなる成長を遂げれば、Ｓ級戦線で活躍する資質は十分にある。

2023年10月23日更新

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