依田翔大選手山梨Ａ級３班プロフィールスポット・インタビュー｜　当たる競輪（けいりん・KEIRIN）無料予想はエンジョイ

　アマチュア時代にはロードレースで実績を残すなど長距離種目で活躍。今年の４月には競輪選手としてデビューを果たし、序盤こそ苦戦を強いられていたが近況は成績が急上昇している。
　「デビューしてからは脚力がどうこうより、フレームが合っていなかった。硬い物を使っていて練習でもいいタイムが出ていたので、レースもそのフレームを使っていたけど思うような走りができなかった。８月の青森から昔使っていた柔らかい物に換えたらそこから決勝は外していないし、いい感じです。今は新しいフレームに換えているけど、それも柔らかい物だし流れる感じがあるので、自分にはこっちの方が合っていると思う」
　きっかけをつかみその後は安定した成績を残すも、レース内容には不満が残った。
　「周りに警戒されてまくりに回ることが多くなっていて、どうしていいかわからなくなっていた。ちょうどその時に師匠（志村龍己）からアドバイスをもらって初心を思い出して走ろうと思った」
　原点回帰を果たし、今は将来を見据えて結果より内容にこだわる走りを心掛ける。
　「全部、自分だけが勝つレースをすれば特別昇班できるかもしれないけど、それだとＡ級１、２班戦やＳ級に上がった時に苦労すると思う。チャレンジは先行で結果を残さないと上では通用しないし、今は脚を使ってでも自分で主導権を握ってレースを支配できるようになることを一番に考えている」
　今後は自身の弱点を克服し、脚力の向上へ努力を続ける。
　「養成所に入る前からスピードがなかったし、今の課題はパワー不足でマックススピードまで上げきれないこと。冬は外での練習はせずに室内でのズイフト（インドアサイクリングトレーニング）がメイン。それでも成績は悪くないけど、さらにレベルアップをするにはここから練習方法も考えていかないといけない。その点でピスト６を走って重いギアを踏むことは大きい。まだチャレンジの身だし、格上の選手と戦えるのもいい経験になります。今は下積みの時代みたいなものだし、いろいろなことに挑戦していきたい」

2023年12月28日更新

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