永井哉多 選手 スポット・インタビュー
ここから成績を上げていく

前期のA級1、2班戦で10度の優勝を挙げ、6月のレインボーカップA級ファイナルにも出場。その機動力はA級ナンバーワンとの呼び声が高かった永井哉多は、期待されるなかで今期よりS級に初昇格した。だが、昇級後は苦戦が続いており、8月松戸記念では、「S級に上がってから苦戦しているけど、これも想定通り」と話していたが、6月ごろから違和感があったようだ。
「レインボーカップのころから良くない感じがあった。そのあとの(A級で)京王閣と、武雄は優勝することはできたけど、感覚はずっと良くなかったんです」
なかなか浮上のきっかけをつかむことができないなか、初の地元記念となる10月京王閣記念を迎えた。初日は突っ張り先行に出るも、照井拓成にまくられて勝ち上がりを逃した。だが、シリーズ4日間すべてで先行策を披露。そのうち2日目以降の3日間でバックを取った。特に最終日は、最終ホーム過ぎに塩崎隼秀を強引に叩くが、番手が離れ、塩崎にハマられる苦しい展開。それでも、「地元じゃなかったらズブズブ行かれていたと思う。1着を取ってインタビューに行きたかったし、気持ちで踏みました」と、地元の声援を背に、最終4コーナーから懸命に踏み直して、白星でシリーズを締めくくった。
「(ここまでは)ずっと調子が悪すぎたけど、(初日のレース後に)セッティングをいじって、そのなかでもいい感覚でした。(今シリーズは)4走全部で(最終)ホームが取れて、主導権を握れたことは良かった。2日目にようやく手ごたえを感じられるようにもなり、アップの段階から、日に日に良くなっていく感じがありました。あとは精神的な部分も強化して、自分の底上げをしていきたい」
10月25日時点の今期の競走得点は97.17で、A級1班の降級ボーダー上にいる。
「今期はS級の点数を取ることが目標です。A級1、2班戦の最後のほうは、まくりに回される場面も多かったけど、基本のスタイルは先行。あと2カ月でしっかりと先行で力を出し切って、S級点を取れるように頑張りたい」
今期も4カ月が終わろうとしているが、ここに来てようやくA級時代に見せていた力強さを取り戻しつつある。残り2カ月、持ち味を生かした先行勝負で成績を上げて、S級点をつかみ取りたい。