菊地圭 選手 スポット・インタビュー
今はあえて先行で

昨年4月の宇都宮で競輪選手としてデビューを果たし1年が経過。近況はチャレンジで安定して優出を重ねて、レース内容には自信の表情を見せている。
「養成所時代に比べたら何倍も強くなっていると思う。デビューしたら先行主体のレースをしたいと思っていたし、やりたいレースはできている。あとはいかに自分が不利な状況で勝てるかだと思う」
本来はスピードレースが得意なダッシュタイプ。それでもあえて苦手な戦法で弱点の克服を図っている。
「ダッシュは自信があるし、正直、もっとまくりに回れば勝ち星は増えると思う。でも、それじゃ今後につながらないし、今は前々の競走を心掛けている。まだ突っ張ろうと思って、突っ張れなかったことは一度もない。あとはそこからだけど、もっと微妙なぺースで踏んで、自分は楽だけど相手はまくりづらいような駆け方とか細かいテクニックを覚えていきたい」
7月の来期はA級2班への昇班が決まっており、今はそこでの活躍を目指して結果よりも内容重視の競走を心掛けている。
「同期はけっこう特班して(A級)1、2班に上がっているけど、そこまで焦りはない。いつも変なところで焦って、体を壊してしまったりしていたので。来期は自分も1、2班に上がれるし、急に強くなるわけではないので、今は来期を見据えて1、2班でしっかりライン競走ができるように下地を作っている」
ピスト6にはすでに6度目の参戦。そこでの経験からさらなる成長を遂げている。
「(ピスト6は)大ギアで脚に刺激が入るし、ハイペースのなかでレースが進むので、そのおかげで現行競輪での瞬時の判断ができるようになってきた。あとはS級選手と戦えることはかなり大きい。休憩時間の過ごし方やアップのやり方とかレース以外でもいろいろ勉強になるし得るものが多い」
今は向上心を持ってレースに臨み、将来を見据えて取り組んでいる。すぐには成果が出ずとも、その姿勢はいずれ結果に結びつくはずだ。