平野想真 選手 スポット・インタビュー
初ビッグでの経験を地元記念で

前回のサマーナイトフェスティバルで、初めてビッグの舞台を踏んだ。結果は6866着。一次予選は先行態勢に入りながらも菊池岳仁に叩かれて見せ場なく終わったが、その後の3走はすべてバックを奪取。成績面以上の内容で、タイトルホルダーらに名前を売った。そこから中3日で迎えた地元、豊橋記念は、平野想真にとって真価のシリーズだった。
「(初めてのビッグのあとの記念で)自分でも大事だと思っていました。(サマーナイトフェスティバルで経験したことが)めちゃくちゃ生きているって感じました。F1、記念は走ったけど、それよりも上のレベル、違う世界が見えた。圧倒的な力の差を感じた。けど、(2日目から)3日間バックを取れて、3日目、最終日は先行ができた。着が悪かったけど、先行でもっと戦えるっていう自信になった」
無欲の積極策でトップクラスとの脚力差を痛感したサマーナイトフェスティバルだったが、同時に先行でもやれる手応えを得てもいた。豊橋記念では、先行策から山内卓也とのワンツーで一次予選をクリア。二次予選は町田太我と菊池岳仁との壮絶なバトルの前にまくり不発の7着。しかしながら、3日目は逃げ切りで白星を挙げて、人気の北津留翼にまくらせなかった最終日は、再び山内とのワンツーをケレン味なく1周半以上を駆けて決めた。
「(最終日は)詰める勢いをもらったんで、(赤板2コーナー過ぎに出てからは)そのまま流さずにいけた。あとは北津留さんがいつ仕掛けてくるかでした。(北津留が仕掛けたのが)見えてからでは合わせられないので、コーナーの出口で踏んで、直線を回していた」
ビッグでの4走を糧に果敢に風を切った平野だが、本来はキレのあるダッシュから繰り出されるまくりが十八番だ。ただ、いまは長い距離を踏むことに迷いはない。
「(サマーナイトフェスティバルの)G2でどこまでやれるかってうのがあって、それをここにいい形でつなげられた。ダッシュは自信があるんですけど、まだまだまくり(に構えること)はやってない。先行をしていれば相手も警戒してくれて、まくりも出るようになると思う。先行ができるうちは、まくりはまだいいかなと」
2度目のビッグは、9月の共同通信社杯。大舞台で磨かれてこそ、原石の輝きは増していく。