塩島嵩一朗 選手 スポット・インタビュー

大宮記念ではS班を破る大金星

塩島嵩一朗
塩島嵩一朗

 昨年6月末にS級に特別昇級し、10月には寬仁親王牌でG1初出場。その翌場所の11月小倉F1でS級初優勝を飾り、塩島嵩一朗にとっては飛躍の一年となった。しかし、持病の腰痛でその後の2場所を欠場し、復帰戦の伊東記念は一次予選敗退。続く12月静岡F1は、準決で落車に見舞われた。そこから3週間以上空いて、新年初場所の大宮記念を迎えた。
 「(12月静岡の落車でろっ骨は)折れてはいなかったけど、軟骨(を痛めた)か、肉離れで、まだ痛みはありますね」と、決して万全とは言えない状態であったものの、ふたを開けてみれば3着と上々の成績を残した。
 特に二次予選では、最終ホーム過ぎから主導権を握ると、塩島ラインにスイッチしてまくり上げたS班の古性優作を合わせ切っての逃げ切り勝ち。初めてS班を破る大金星を挙げた。
 「郡司浩平さんと練習をさせてもらったりしているので、(S班相手でも)ビビらないで走ることができたと思います。S班と戦って1着が取れたのは初めてなので、自信になります」
 準決は最終ホームで寺崎浩平に叩かれて、番手にハマってから2コーナーから踏み込むも、寺崎に合わされて8着。しかし、この準決を除いた3走はすべて確定板入りを果たした。
 「(今シリーズは)収穫の多いシリーズでした。S班を相手に逃げ切りで勝てたことは自信につながりました。でも、準決のように、混戦になった時にうまく立ち回れないことが課題ですね。ハンドルさばきとか割って入る恐怖心などを克服しないといけないと思ってます。あとは、もっと長い距離も踏めるようにならないといけないですし、脚力の底上げをしていかないといけないですね」
 課題はあるものの、いい形で新年のスタートを切った塩島は、「まずはG3の決勝に乗ることを目指して頑張っていきたい。ヤンググランプリは、出られたらいいなぐらいに思ってます」と、今年の目標を少々控えめに話すが、練習ではグランプリ覇者の郡司よりも強いと周囲の評価も高く、塩島に寄せられる期待は大きい。今年はしっかりと上位で戦えるだけの脚力をつけて、グレードレース戦線でも去年以上の活躍を目指していく。

2026年01月24日 更新