後閑がホンモノの脚を魅せる

　初日特選の5後閑は、グランプリの出場権を巡って熾烈な賞金争いを繰り広げる岡田征陽を徹底的にアシスト。渡邉一成に突っ張られた岡田を最終２コーナーで迎え入れて、直線ではコースが詰まる不利も重なった。４．２５の大ギアを生かすことなく脚を余して初日を終えた。
　「（岡田）征陽はグランプリがかかっているんでね。征陽が出ることによって、自分の励みにもなるし。きょうは仕事ができたと思う。最後も征陽が早めに行ってくれれば、俺も（チャンスが）あったと思うけど、コースが空いてなかった。それでも道中の感じは悪くない」
　初日特選は参考外の5後閑は、1牛山との２次予選に目を細める。
　「（牛山は）最近見ているとスイッチが入ったみたいだね。一緒に走る時は１着を取らしてもらっているし、自分は信頼している」
　今年２度の連係がある２人。5後閑の言葉を裏付けるように、データをひも解くと２勝を挙げ勝率は１００％。三度、5後閑が勝機をモノにしよう。