- 渡邉
- 一成
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激動の一年を締めくくる
2月全日本選抜で念願のG1初制覇。GP出場の権利を真っ先につかんだ。
「2月の時点でオリンピックの出場枠も取れてなくて、あきらめていた矢先のG1制覇だった。それで今年最初にタイトルを獲って、一番最初に責任のある立場になった」
その後は一転、五輪出場枠を獲得。リオで3大会連続の五輪出場を果たした。ハードなスケジュールを余儀なくされたが、重責と向き合いながら濃密な一年を戦い抜いた。
「来年はSS班だし、どんな厳しい展開でも活路を見出していきたい。淡泊にならないように。GPは来年につながるように走りたい。一発勝負だし、僕は新田君がどう走るかで勝敗が大きく左右されてくると思う。それでも新田君がどんなまくりになっても、たとえ追い込みになったとしても、自分が抜くっていう気持ちでいる」
日の丸を背負い自転車競技をけん引してきた渡邉が、オリンピックイヤーのGPで表彰台の真ん中に立つ。