ピックアップ GⅢ 大宮 01/18
池田勇人
長走路での決勝は、地元のエース平原康に、強力布陣の近畿勢。さらに、好調な柴崎淳、菅田壱らの白熱した戦いとなってファンは沸いた。しかし、今年も地元勢から決勝に駒を進めたのは平原のみ。徐々に調子を上げていた池田勇だったが、結果は二次予選で敗退。心構えを反省しながら、先を見据えて修正を誓う。
「今シリーズは気持ちで負けていたと思います。次(1月広島)からはバックを譲らない気持ちで。持ち味は先行ですし、基礎的なことをして。点数も落としているので、ウィナーズカップまでには戻していきたいです」
根本哲吏
根本哲は、1着と3度の確定板入り。特に最終日は、S班の三谷竜ら別線を完封。ラインを上位独占に導く見事な先行策を見せた。
「(最終日は)挑戦者だし、着が悪くても見せ場を作ろうと。グランプリレーサー(三谷)にプレッシャーをかけて、先着したのは大きい。周りも見ていると思うし、良い競走ができましたね。収穫がありました」
伊代野貴照
伊代野貴は、初日にそつのない動きで岡崎智の番手から白星。さらに、最終日は自ら動いて渡邉雄らを撃破と随所で好走が光った。
「(最終日は)うまいこと位置が取れたので落ち着いて。あの(位置を取ってまくる)レースはA級でやってきたこと。今シリーズは悔いが残る所もあるけど、少しずつ点数を上げて。今後もいろいろ積み重ねてやっていくしかない」
不調が続く坂本亮は、ブロックセブンで3着敗戦。しかし、中団から坂本貴より先にまくって先頭に立つなど、状態良化をアピールした。
「先に仕掛けられたし、前回(和歌山記念着)が展開だってのがアピールできたかな。(ぎっくり腰が治ってきて)最近はウエイトの負荷もかけられています。全日本は特選スタートだし、何かしら出来る脚に戻したいですね」