• 7/17〜7/20
  • 高知競輪場 第22回サマーナイトフェスティバル

  • 7/17〜7/20

インサイドレポート・シリーズ総評

ピックアップ GⅡ 高知 07/17

新田祐大の顔写真

新田祐大

 18日に松阪競輪場で落車した伏見俊昭さんが、19日に急逝。その訃報には、今シリーズ北日本地区からただ一人、優出を果たした新田祐大も、準決を走り終えた直後に接することになった。新田にとっては、兄弟子であり、アマチュア時代から憧れの存在。伏見さんが04年アテネ五輪のチームスプリントで銀メダルを獲得した翌年に、新田はデビュー。新田自身もナショナルチームに所属し、2度の五輪を経験した。井上昌己、長塚智広(引退)とともに銀メダルを獲得した偉大な業績は、20年以上の歳月が流れても、いまだ色あせることなく輪界、そしてナショナルチームにその思いが引き継がれ、グランドスラマーの新田が誕生し、脇本雄太はグランプリスラムを達成した。

 山崎歩夢、新山響平といまの北日本を引っ張る2人との連係から決勝に勝ち上がった新田祐大は、単騎の決勝で上がり13秒2でインを猛襲。結果を求めての準Vは、鬼気迫るものがあった。

 「伏見さんはいつも結果、結果と言ってくれて、競輪選手は結果で見られるから結果が大事と言っていた。プロセスがあっての結果だし、プロセスを大事にしないといけない。今回は(北日本の)若い選手が積極的に仕掛けていたし、そういう走りを見せられると、僕たちも刺激が入る。後ろ(番手)のレースは自分は新人みたいなものだけど、守ってあげないと。三神(遼矢)とか、A級の子とかも(ナショナルチームにいて)競輪をしながらオリンピックを目指している。(パリ五輪では)小原(佑太)とか(中野)慎詞が経験してモガき苦しむのを見て、自分たちもやらなきゃいけないと思ったし、北日本の後輩にそういう姿を見せていかないといけないと。いまも練習場所には(伏見さんたちが)チームスプリントで銀メダルを獲った3人のポスターがある。もっと上のメダルを目指せるように」

市田龍生都の顔写真

市田龍生都

 今シリーズが初めてのビッグだった市田龍生都は、一次予選を突っ張り先行で押し切って鮮烈なビッグデビュー。早期卒業生対決となった最終日も菊池岳仁に主導権を明け渡すことなく駆けて、ラインで上位を独占。自身も2着に踏ん張った。

 「昨日(3日目)は(三谷)将太さんを付けながら失敗してますし、今日は前で受けるなら僕は全部、突っ張って力勝負っていう感じでした。昨日、あれで北井(佑季)さんに行かれてますし、それがあったんでいつでも勝負できる態勢でした。内容も以前と違って徐々に良くなってきているので、次回以降もまた頑張りたいっていう気持ちになりました。(9車立てに関しても)徐々に良くはなっていると。(初めてビッグを4日間経験して)いいところも悪いところも、かみ締めていきたい。いずれは(ビッグの決勝で同地区のS級S班の人たちに)前を任せてもらえるようになりたいです」

河端朋之の顔写真

河端朋之

 初日の一次予選から西田優大、取鳥雄吾、久米康平、清水裕友。前回の前橋G3の最終日に落車に見舞われていた河端朋之は、中四国連係でシリーズの4日間すべてが番手回りで3連対を果たした。

 「たぶん4日間とも番手回りは、初めてですね。3日間、単騎でっていうのはあったんですけど。(中四国の若手が増えてきたことは)うれしい限りですけど、自分ももっと番手でできることを増やしていかないと。ただ前に踏むだけでは、若手にとっても良くないことですから。(久米と連係した3日目の)昨日もギリギリまで待ったんですけど、余裕はなかったです。(落車明けから中3日のシリーズで)体がキツいなかでしたけど、着としては3日間、良かった。臀部(でんぶ)の擦過傷も、だいぶ良くなってきました。ここに向けての準備もできなかったですけど、そのなかで後輩が頑張ってくれました」

深谷知広の顔写真

深谷知広

 シリーズを2271着。初日特選から2日目はアルタイル賞に駒を進めた深谷知広だったが、2日目終了時点では「そんなに手応えはないです」と、半信半疑の様子だった。奇しくもシリーズで唯一連対を外した準決で好感触を得た。7着ながらも太田海也を叩いての先行は、スピード感たっぷりだった。

 「(最終日は中釜章成がまくりを打って)あそこで行かなければ、自分が行っていた。中釜もいいところで行ったと思うし、それで自分に展開が向いた。(まくった感触は)思ったよりも悪くなかったです。昨日(3日目)思っている以上に踏めたので、それに関しては自信をもってですね。(3日目の感触が)最近のなかでは良かった。ちょっとオーバーペースにはなったんですけど、粘りも悪くなかった。あれでもうちょっと粘れればベストだと思います」