• 松山競輪 第2回ウィナーズカップ3/18〜3/21


ウィナーズカップ シリーズ展望

S班9名がそろい踏み

新田祐大

新田祐大

 中心はやはり全日本選抜を制した新田祐大になる。競技で磨いたスピードが競輪と融合したのが昨年だ。6月高松宮記念杯で優勝するとその後のビッグレースはオール優出。決勝戦でも確定板を外していない。ここも自慢のスピードでビッグ連覇を狙う。渡邉一成は3カ月ぶりの実戦。レース勘の不安こそあるが、新田同様に競技で磨いたスピードでどこまでカバーできるか。今や新田を交わせる数少ない存在だ。佐藤慎太郎は新田、渡邉ら充実した北日本の機動型を目標に上位進出を目指す。

平原康多

平原康多

 平原康多、武田豊樹に諸橋愛とS班3名を擁する関東勢も層は厚い。平原は今年も輪界随一といっていい総合力の高さで安定した成績を残している。武田もオールスターでの骨盤骨折からしっかりと立て直しているし、落車続きの諸橋も幸い怪我は軽い。全日本選抜でビッグ初優出を決めた吉澤純平や吉田拓矢、木暮安由と関東勢にはS班以外にも注目選手がそろっている。

深谷知広

深谷知広

 深谷知広が実戦復帰。全日本選抜では悔しい思いをした中部勢にとっては巻き返しを図る大会だ。浅井康太は今年ここまで思うような結果を残せていないが平原と並ぶ輪界屈指のオールラウンダー。グランプリ以来の実戦となる深谷だが、競技は好調で状態の不安はない。さらに竹内雄作、吉田敏洋、坂口晃輔と、相変わらず中部勢の戦力は充実している。

 近畿勢はここでも村上義弘を中心に結束する。村上は全日本選抜で決勝2着。新田のスピードに屈したが、近畿4車で結束力を見せるレースはできた。今シリーズもS班の三谷竜生に脇本雄太と他地区の強豪にも負けない力を持った自力選手はいる。

 中四国勢には若手機動型が目白押し。全日本選抜で決勝に進出した原田研太朗を筆頭に太田竜馬、取鳥雄吾、小川真太郎ら次代を担う有望株が大挙して参戦する。追い込み型では香川雄介が昨年後半からの好調を維持。実績一番の小倉竜二に渡部哲男、橋本強も地元ビッグに気合いを入れて臨んでくるだろう。

出場予定選手

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