谷和のパワーが断然

谷和也
直近4カ月の逃げの決まり手が9割超という徹底先行のスタイルで、高い競走点数を誇る谷和也がシリーズの中心だ。今期は3度の優勝、準V3回と好成績にまとめているだけでなく、内容にもこだわりをみせていて、来期は1年ぶりにS級へ復帰する。ここも持ち味の強地脚で粘り込んで優勝を手にし、来期へ弾みを付ける。点数以上に力のある同郷の堀僚介や、5月福井をVの中井護が谷の仕掛けに続いてライン決着といくか。
田中勇二は前期のS級戦で競走得点100点を保持した実力を存分に発揮している。中四国で直接の目標は不在となりそうであるが、切れ目を上手く立ち回ってタテ勝負でV争いの一角を担う。
藤井準也と藤原誠の岐阜コンビも軽視はできない。藤井は7月から初のS級昇級を迎える。巧みな位置取りとシャープなまくりで一発を狙う。
谷口力也は近況4連続優出中、そして5月久留米1着でA級1・2班戦の初優勝を3連勝でつかむなど今期急上昇中。小柄な身体でも非凡なダッシュ力を生かした先行主体の競走で波乱を呼ぶ。