地元V狙う石橋慎を指名

石橋慎太郎 欠場
シリーズの中心を担うのは、地元の石橋慎太郎だ。今期はここまで安定して決勝に進出しており、地力の高さは疑いようがない。あと一歩で優勝に届かないレースが続いているものの、今節は地元の声援を追い風に、V奪取へ気合十分だ。能代谷元を鼓舞するか、地元戦だけに別地区の自力型の番手を主張するケースも考えられそうで、いずれにせよ勝てる位置をキープして差し脚を伸ばす。
金澤幸司も軽視はできない。近況は3月立川で着と優勝を飾るなど、調子は上向いてきた。突進力のある田口勇介やキレ味鋭い前川大輔ら北日本でしっかり連係し、他地区に襲い掛かる。
竹元健竜が侮れない存在だ。今期すでに3度の落車があるものの、それでも優参を重ねており、タフなレース巧者ぶりが光る。直近の5月小倉MNでは目標不発の展開にも冷静に対処してV。積極型の小柳智徳に前を任せて抜け出してくるか。差し脚シャープな良永浩一も含め九州連係で上位独占を狙う。
123期の在所1位の荒川達郎の参戦も注目される。12月川崎MNから3連続優勝した実績があり、近況も良好。関東の援軍は手薄だが、機動力評価で本命視してもおかしくない。群雄割拠の一戦を制するのは、果たして誰か。