地元の佐藤慎が新春Vスタート
佐藤慎太郎
新春開催だけに地元勢の奮起に期待。板垣昴、小松崎大地と力を合わせる佐藤慎太郎がV奪取で新年をスタートさせるとみた。佐藤慎にとって大怪我から始まった25年だったが、約3カ月の欠場の後、4月に復帰。その後も怪我があったが、G1でも勝負になるところまで戻してきた。上位の機動型が比較的に手薄な開催なので、1着が多く伸び盛りの板垣らとの連係は悪い条件ではない。もちろん、嵯峨昇喜郎が勝ち上がってきて目標にするケースも。
25年はG3優勝もあって安定していた和田真久留を信頼する手も。最近は目標があるレースが多くなったとはいえ、自力の脚もまだまだ健在。3月四日市G3の優勝も自分で柔軟に立ち回って手にしたものだった。大石剣士が勝ち上がってきて前を任せる可能性もありそうだが、基本的にはタテ脚勝負でVを狙おう。
10月小田原でS級初V、12月佐世保記念5着など着実に地位を築きつつある山口多聞が率いる関東勢からも目が離せない。持ち前の先行力でレースで支配していきそうで、佐藤礼文に流れが向く可能性は十分。佐藤礼も怪我はあったが、オールスターでG1決勝に乗るなど25年は躍進の年だった。勝てる展開は逃さない。
志智俊夫、山口富生の岐阜の重鎮コンビも前次第で怖い存在となる。同県の若手の棚瀬義大が勝ち上がってくるか、怪我で長欠中の岸田剛の復活が待たれるが果たして。