S班3人も参戦する豪華な3日間

吉田拓矢 欠場
63選手が参戦する3日間シリーズに豪華なメンバーが集まった。S班3人のなかでも、近況の安定度では吉田拓矢がダントツだ。今年は2月静岡記念、4月西武園記念、6月取手記念と3度のGⅢ制覇を遂げて、5月の日本選手権では準V。獲得賞金ランクでも2位と年末のグランプリ出場に向けて、着実に賞金を積み重ねている。6月の高松宮記念杯では4日目の青龍賞を制して、シリーズ3勝をマークした。その3勝すべてがラインの先頭でのものだが、日本選手権の決勝では佐々木悠葵の番手を務めたように、メンバーに応じて、どのポジションでもこなせる強みがある。舞台が佐々木のホームの今シリーズならば、佐々木の番手回りも十分で佐々木の逆転があってもおかしくはない。その佐々木は、2月の奈良記念で逃げ切りの優勝を飾り、5月の日本選手権では抜群の動きを披露して決勝に進出。直近の高松宮記念杯でも2勝を挙げて、動きも悪くなかった。前橋では4月にもV獲りと、バンク相性も悪くない。

脇本雄太
脇本雄太は、約2カ月ぶりの実戦となった全プロ記念の2走がともに9着。心配されたコンディションだが、続く高松宮記念杯では5走目の最終日にまくりで勝ち星を挙げた。本来の動きにはなかったものの、底力を見せた格好で次回以降につなげた。18、20年と2度、寬仁親王牌を優勝した相性のいい前橋バンクなら、前回から上積みもありそうであっさりのケースも。市田龍生都は2月の和歌山、4月岐阜とFⅠを連続優勝。ナショナルチームの活動で競輪の出場機会が限られてはいるが、ポテンシャルからは侮れない。9車立てでの課題は残すが、室内の短走路は市田には向きそう。脇本との福井連係が実現すれば、市田が先頭を担いそうで、村上博幸を含めて強力なラインが形成される。

阿部拓真
阿部拓真、佐藤慎太郎に小原佑太、佐藤一伸を擁する北日本勢も軽視はできない。落車禍に悩まされていた阿部だったが、近況は6月久留米記念をオール連対の準V、高松宮記念杯では青龍賞に進出の3連対。番手で安定感のある走りが光っていた。差し脚堅実で確かなテクニックを持つ佐藤慎、競走得点以上の動きを見せている小原らとの連係からV争いに加わる。
河端朋之は、高松宮記念杯で昨年10月の寬仁親王牌以来のGⅠ優出。太田海也が車体故障で棄権した二次予選では、自力に転じて岩津裕介とワンツー。一次予選1でも白星を挙げて、まくりの切れ味は健在。ここは高松宮記念杯でも上位を独占した柏野智典と息を合わせて、一撃にかけよう。
徐々に調子を戻している山田英明は、9車立てでこそ真価を発揮する松本秀之介との九州連係から別線に立ち向かう。また、中部勢は、皿屋豊、志智俊夫とベテラン勢が軸になって、虎視眈々と上位進出を目論む。












