検車場レポート
山口 富生 岐阜 68期 |
後ろ攻めを選択した伊藤信が中団の新山将史にフタをする形から最終ホーム目掛けて一気のカマシを敢行。正攻法の構えから飛び付き気味に踏み込んだ田中誠は3番手の位置を確保するので一杯で、伊藤を巧リードした山口富生がゴール寸前で抜け出し今年初勝利を挙げた。
「スタートでけん制が入ったら前でもよかったけど、伊藤が(走る前に)後ろがいいって言っていたので任せていました。12月の後半から初日だけで終わる感じだったけど、前回は補充だけど最後まで走れたので。まだ明日があるから油断はできないけど勝てて良かったです」
まくりを好む伊藤だが積極策で自らのパワーを誇示した。
「(新山に)フタをしながらカマすのが理想の展開だったので、それができて良かった。風はきつかったけど前のレースでも先行が残っていたので。何とかなると思っていました」
3着に入線した田中の手応えも悪くない様子。
「風が強い割には踏めていたし、合わせてやろうって感じで踏んだら思った以上に伊藤君が強かった。自分の感じも悪くなさそうですね。今回は4日間頑張れそうです」