検車場レポート
飯尾 主税 静岡 81期 |
赤板の2コーナー手前で巴直也が押さえて先頭に立つと、飯尾主税、伊藤拓人まで出切る。が、打鐘過ぎに増原正人が1車押し上げて、3番手がもつれる。人気の坂本健太郎は後方に下げて、最終2コーナーからまくり上げるが一息。逃げる巴の番手で絶好の飯尾が、藤田昌宏の強襲を退けて昨年の11月以来の白星を地元で飾った。
「前が行ってくれて、自分のところじゃなくて後ろが絡んだ。自分が3番手だったら、あそこで絡まれていたわけですから。自分としていい流れだった。道中の感じとかも、ここ最近のなかではいい感じですね」
併走の増原と伊藤の決着がつかず、藤田昌宏は最終3コーナー過ぎから踏み込んで2着に届いた。
「増原が勝って早く(3番手の)決着がついてくれたらと思っていたんですけど…。どっちにしろ坂本君が来るから、来る前に行っとかないと共倒れになっちゃうんで。そしたら坂本君が見えたから、張りながら(踏んで)行った。(1着争いで)踏み勝てるかと思ったけど、飯尾君も仕上がっているね」