検車場レポート
竹村 勇祐 秋田 96期 |
防府記念の幕開けは、いきなり3連単8万超えの波乱の決着に。
赤板で先頭に立った栗山俊介が主導権を握り、8番手に置かれた竹村勇祐は前の位置を狙い打鐘で内に潜り込むも詰まってしまう。だが、慌てず脚をタメると最終3コーナーで前にいた恩田淳平が内を空けた隙を逃さずに突っ込むと直線で中を割って白星を掴んだ。
「ずっと内に詰まってしまっていて、前がぐちゃぐちゃしてきたからどうしようと。本当は恩田君の位置までしゃくりたかったけど、最後はコースが見えたので躊躇せずいけた。自力だけの時より、人の後ろが多くなったから怖がらずにいけるようになりましたね。ただ今日のレースでは脚は何とも言えない」
2周を駆けた栗山俊介が2着に粘った。
「斬って(赤板の)ホームでは流れたけど鐘からホームまでが重くて。スピードに乗り切れなかった。初日に(バンクコンディションを)確認できたのは良かったけど、勝ち上がれたのは後ろのおかげ」
栗山の番手、鷲田佳史がまくり上げてきて松澤敬輔を最終バックで一度振って3コーナーでもう一度止めようと外に振った所を3番手を固めていた紫原政文が内に突っ込み、3着に。
「待っとたんだけど、2回目持って行った時に差し込んでしまっていて入れられんかった。待っとても着はないしちょっとくらい悪くないと勝てんから。バンクが重くてキツかったがとりあえずよかった」