検車場レポート
中村 一将 兵庫 86期 |
後ろ攻めの飯田憲司が吉本哲郎を警戒して赤板で勢い良く先制。後方を嫌った吉本がすかさず巻き返すと、吉本と飯田で踏み合いに発展。吉本は最終2コーナーで飯田をまくりきるが、脚をタメていた中村一将が豪快にまくって今年2月以来の記念参戦で存在感を示した。
「展開1本。まくったというか、前がタレていました。無理やりいったけど踏み出しは悪くない。記念は2月以来で久々だけどこの1着は嬉しいし、励みになりますね。脚は感覚とか加速は良かったけど、今の競輪は相手や展開の面が大きいですからね」
吉本哲郎は最終バックを先頭で通過する意識が高く、今節も積極策で魅せてくれそうだ。
「出れると思っていたし(外併走でも)ペースで行った。飯田は絶対勝負してくるから(踏み合って)一将さんがくるのはわかっていたし、3コーナーから踏み直したけど、あぁ、行かれたと。いつも言っているけど弟子(竹内翼)より良いレースをしたいんですよ。バックを取れて良かった。これで(直近4カ月)18本になるからあと2本取って20本にしたい」