検車場レポート
鈴木 庸之 新潟 92期 |
第60回を迎えた小倉競輪祭はナイターの6日制に生まれ変わった。一次予選がポイント制を採用するなど斬新な方式が採用されている。初日1レースは14時30分に号砲が鳴った。
打鐘前に川村晃司が先頭に立つと、3番手に鈴木庸之、6番手に清水裕友、8番手が小松崎大地の順に。最終ホームで川村が内に入った鈴木を締めると、そのタイミングで小松崎が一気にスパート。圧巻のスピードで前団を飲み込むと、海老根恵太は離れ気味となり鈴木に一発もらう。機敏に小松崎を追いかけた鈴木が最後は小松崎を差し切った。
「(最終ホームで)外を仕掛けるの無理だけど、内に入ってはいけなかった。あの動きで後ろに仕掛けるタイミングを与えてしまったので。小松崎さんのスピードが凄かったので、海老根さんの後ろに切り替えるイメージだったけど、遅れていたので番手をさばく形になって。最後は前へ踏まないとラインの人が厳しくなるからそこは必死。後ろの状態は全然わかりませんでした」
打鐘4コーナーの8番手から見事なまくりを決めた小松崎は引き続き好調なようだ。
「前受けは避けたかったけど、周りの並びと雰囲気を見て出た。(脚の状態が良いみだいだけどの問いに)脚が良いかはわからないけど、仕掛けるタイミングを逃さなかったのは良かったかな」
小松崎マークの海老根は鈴木のブロックに失速したが、態勢を立て直して3着キープ。展開を考えれば8ポイント獲得は上出来だろう。
「まくりに構えるかなと思ったときに(小松崎が)仕掛けたので…。『しまった!』と思ったけど、何とかリカバリーはできたかな」