タイトルホルダーの稲垣裕之が貫禄を示す ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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稲垣裕之
G1覇者の意地を見せる
PIST6では1年ぶりの白星

 4月22日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023ラウンド3の1次予選が行われた。2Rにはタイトルホルダーの稲垣裕之が出走し、残り1周からのまくりを決めて白星スタートを切った。
 
 レースは残り3周半で木村直隆が進出を開始して、ペーサーが退避するとインを切った。その動きを追走した太田真一がさらにその上を切ると、四宮哲郎が残り2周で太田を叩き一気に先行態勢に入った。稲垣は四宮に俊敏に切り替えて2番手を確保。残り1周でスパートを開始すると、まくりで迫った清水一幸を振り切り先頭でゴール線を駆け抜けた。

 「うまく立ち回れたと思う。(先手を見極め俊敏に切り替えて)ああいったところは逃さないように心掛けている。ギアを下げたのも動きやすかった。最後は清水君がいいスピードで来ていたし、彼とのギアの差を考えたら良く粘れたと思う。体は痛いところもあるけど、どうにかやれている。まだ決勝進出はないので、今回は決勝を目指して」
 
 史上最高のメンバーが出揃ったEXTRA STAGE 年間ファイナルでは、1年ぶりのPIST6参戦ながら準決3着と底力の高さは見せた。今シリーズの中でもネームバリューはトップの存在で、タイトルホルダーの力を見せ付けて初の決勝進出を狙う。

髙野航記者

2023年4月22日 15時36分

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