稲垣裕之は気配上々! ~小倉競輪場~

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稲垣裕之
三谷と呼吸をピタリと合わせる
準決はワンツー実績豊富な三谷竜生とタッグ

 12月29日(木)から小倉競輪場で開催されているF1ナイターシリーズは初日が終了。第10レースで白星スタートを決めた稲垣裕之(京都・86期)は前回の立川で落車した不安を一掃する白星スタートで笑顔を見せた。

 「接触があってスピードが止まったけど、その後に藤井君が踏み込んでくれて強かった。落車明けで不安はあったけどレースを走った感覚だと大丈夫」と初連係の藤井侑吾の頑張りを労い、自身の状態も問題なしを強調した。

 「前回の落車でフレームが壊れたので、今回から以前使っていたフレームを使っています。それも大丈夫でしたね。サイズも全然違うけど、感じが良かったですね。以前使ったときは感じ悪かったんですけど、今回は良かった」と急遽引っ張りだしてきた自転車とも体がマッチして笑顔を見せた。

 「体調と今の戦法を考えて練習方法も変えたりしている。11月から強めのウエイトをしているのもそう。それが少しずつ(結果に)出てきている。どのレースでも1着は嬉しいし、自信になりますね」と来年、そして再びG1の舞台で活躍するために試行錯誤しており、それが徐々に身になってきている様子。

 準決勝(11R)は大舞台で幾度となく好連係を決めてきた三谷竜生とのタッグ。今年5月の大垣では差し切ってワンツーを決めているだけに阿吽の呼吸で別線を粉砕して決勝に勝ち進む。

池端航一記者

2022年12月29日 21時37分

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