地元の荒川仁が巻き返しを図る ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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荒川仁
近況の動きは良好
昨年8月以来のPIST6Vを狙う

 1月6日~7日にTIPSTAR DOME CHIBAでPIST6 2023 ラウンド32が開催される。優勝候補の筆頭は完全Vの経験があり、前場所のヤンググランプリで大舞台を経験した山根将太。荒川仁や鈴木浩太といった地元勢もV実績があり逆転の目は十分。123期のルーキーからは4名が参戦し、12月のレインボーカップチャレンジファイナルを制して特別昇班を決めた斉藤樂や徹底先行のスタイルを貫き、A級1、2班で結果を残す棚瀬義大など、勢いある若手機動が揃い激戦必至のシリーズだ。

 5日の前検日にはタイムトライアルが行われて、荒川が10秒385を叩き出して全体2位で通過した。
 「カーボンフレームに乗るのは前回のPIST6以来だし、その中ではタイムも出た方だと思います。明日、明後日とレースを走れば良くなってくると思う。現行競輪では12月の取手は優勝できたし、一時の悪い頃に比べるとだいぶ状態も戻ってきた。その後の向日町では予選で(中団で併走となり)負けてしまって、レースの流れとか組み立ての難しさは感じる。引いてむりやりカマシに行くとラインで決められないし、これからの課題ですね。PIST6でも最近は準決勝敗退が続いているし、流れは悪いので、しっかり力を出し切って決勝に上がれるようにしたい」

 潜在能力は非凡なモノを秘めており、レース運びがうまくなればもっと上を目指せる逸材。「今年はS級点を取れるように」と意欲は十分なだけに、新年一発目となる今節で結果を残し、次回の宇都宮へと弾みをつけたいところだ。

髙野航記者

2024年1月5日 16時53分

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