黒瀬浩太郎が完全優勝でV10達成 ~TIPSTAR DOME CHIBA~

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黒瀬浩太郎
PIST6での連勝を16に伸ばして10度目のV(左から浮島知稀、黒瀬浩太郎、小榑佑弥)
4連続完全Vで力の違いを見せつけた

 PIST6 2025 8月 第4戦は8月22日(金)に最終日が開催された。
 決勝戦には黒瀬浩太郎、安倍大成、遠藤拓巳の3名が3連勝で勝ち上がりを決め、121期以降の若手機動型6名が顔を揃えた。フレッシュな顔ぶれでの決勝戦は、好スピードのまくりを決めた黒瀬が4連続完全優勝で10度目の頂点に輝いた。

 決勝戦のスタートポジションは先頭から保田浩輔、遠藤、小榑佑弥、浮島知稀、安倍、黒瀬。レースは残り3周手前から保田がペーサーとの車間を空けて後方を警戒するが、ペーサーが退避してからも後方からの動きはない。残り2周で遠藤が動いて、残り1周半で保田を叩き切るが、外併走から安倍が一気に仕掛ける。残り1周を切ってからは遠藤、安倍で踏み合いとなるが、黒瀬がその外を鋭いまくりでとらえて1着でゴールした。

 「(今回で)優勝が10回目でキリがいいので嬉しいですね。(決勝戦は)一度切ってからと思ったが、切るタイミングがなくて残り2周ではまずいかなと思った。でもその後に前が順に仕掛けてくれて流れに乗って仕掛けることができた。次は年末のヤンググランプリに向けて頑張っていきたい」

 23年8月にPIST6に初参戦し、昨年4月に6度目の挑戦で悲願の初優勝を達成。そこからは決勝戦で確定板を外すことは一度もなく、優勝回数を着実に積み上げて、10回目の優勝を飾った。近況は現行競輪でもFI戦での決勝進出が続いており、今後もさらなる飛躍が期待できそうだ。

中田真弘記者

2025年8月22日 20時18分

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