地元の加藤将武が特別昇班へ ~大宮競輪場~

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加藤将武
決勝は強敵そろいも己の力を信じて地元で特別昇班を決める
狙いすぎず力を出し切る

 11月11日から大宮競輪場で開催されているモーニング競輪は準決を終えた。加藤将武(埼玉・121期)は10月大垣と11月の宇都宮で連続完全V。今節も連勝して特別昇班へ王手をかけた。

 準決勝は打鐘過ぎに大中拓磨(兵庫・121期)に叩かれると番手の樫村伸平(兵庫・121期)を捌いてからまくりを決めた。トリッキーな動きを見せて「焦ってしまい冷静に走れずわからなかった。スッキリしない」と反省するが「出切ってからは行けると思いました」と状態は問題ないようだ。

 特別昇班に話を向けると「開催前に師匠の岸澤賢太(埼玉・91期)さんからは『特別昇班に関しては気楽にやった方がいいよ』とアドバイスをいただいた。地元で特別昇班を狙うなんて、めったにないこと。勝ちたいし狙っていくけど狙いすぎてもダメ。力を出し切ります」と自分に言い聞かせる。

 決勝は新人が全員勝ち上がり、加藤だけでなく堀航輝(青森)や岸田剛(福井)-南儀拓海(富山)で並ぶ中近勢も強敵だ。それでも己の力を信じて走れば特別昇班への道は近づくはずだ。

木村貴宏記者

2022年11月12日 15時39分

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