地元のホープ後藤大輝が準決勝に進出 ~久留米競輪場~

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後藤大輝
若さ溢れる走りで強敵に立ち向かう
準決勝は抜群のスピードを誇る脇本雄太と激突

 6月25日(日)に久留米競輪場で行われた開設74周年記念『第29回中野カップ』のシリーズ2日目の9レースに登場した後藤大輝(121期・福岡)は援軍を失う苦しい展開となり吉田拓矢にこそまくられてしまったものの、4着に踏み留まりなんとか準決勝の切符を手に。シリーズ3日目の準決勝はグランプリ王者の脇本雄太に胸を借りる。
 
 「(二次予選は)余裕がなかったです。車番もそこまで良くなかったので。吉田さんが前受けをするんじゃないかなって思っていたんですけど、けん制が入って竹内(翼)さんが前を取って2番手(の位置)になったので。切って切ってで叩く感じになると思っていたんですけど…。9車立てに慣れていない所が出てしまいました。(竹内が突っ張った時に)踏み遅れてしまっていましたし。きついタイミングで行ってしまって後ろにも迷惑をかけてしまいました」

 2次予選を振り返り反省しきりの後藤大輝だが、初日から攻めの仕掛けを貫いて存在感をアピールしている。
 「吉田さんに番手に入られてしまってまずいなって思ったんですけど、最後まで必死に踏むだけでした。(田中誠と再度ドッキングして)救われました。2日間とも主導権は握れているので悪くはないと思いますし、そこだけはアピールできているのかなって。もっとスムーズにうまく走れればっていうのはありますけど。準決勝は脇本さんと戦えるので楽しみですね。どこまでやれるのか頑張ってみます」 
 
 S級初戦のシリーズで早くも脇本雄太と激突する後藤大輝。誰もが嫌がる脇本雄太との対戦にも物怖じすることなく、挑戦者らしく思い切った仕掛けを披露して全国に名を売る。

細川和輝記者

2023年6月25日 19時01分

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