地元勢は6名が準決勝へ ~不死鳥杯~

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脇本雄太
自転車はバッチリ。後半戦は状態アップに集中する
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渡辺十夢
地元の意地で1着権利の勝負駆けに成功した
渡辺十夢は勝負駆けに成功

 福井競輪開設70周年記念「不死鳥杯」は2日目の予選2を終えて、準決勝に進出する21名が決まった。ポイントトップは初日特選、予選2を連勝した脇本雄太。地元勢からは寺崎浩平、野原雅也ら6名が準決勝へと勝ち上がった。

 ポイントトップで勝ち上がったのは地元のエース、脇本雄太だ。サマーナイトフェスティバルでは新車を試したが、今回は宮杯を完全優勝したフレームに戻して連勝での勝ち上がり。このまま残り2日間、白星を並べたい。
 「(状態は)完全に回復したかと言われたらそうじゃないし、走れないほどかと言われたらそうでもない。走ってみないとわからない、何とも言えない状況ですね。(準決勝に向けて)自分で修正できるところはしてって感じ。自転車はいじるところがなくなった。明日もそのまま行こうと思う」

 初日は5着で1ポイントしか獲得できなかった渡辺十夢にとって予選2は1着権利の勝負駆けだった。レースは野原雅也のカマシに付け切ると、わずかにタイヤ差で野原を交わして意地の1着。見事、準決勝進出を決めた。
 「120%、雅也のおかげ。自分が勝ち上がるには1着を取るしかなくて、それも考えて僕にもチャンスがある仕掛けをしてくれた。(雅也の)ダッシュが良かったけど、僕が千切れないぐらいのいい塩梅でしたね。良い後輩をもちました。最後は抜けていないと思ったけど、(抜いていて)一安心。スーパーシートが残り2つ(脇本雄太と寺崎浩平)あるのでね。40歳になって日によって、状態は変わるけど、(準決も)頑張りたい」

 なお7ポイント以上の選手で20名が決まり、残りひとつの準決勝シートは6ポイントの選手で争うこととなった。点数最上位で最後の1枠をゲットした高橋和也は「乗れると思ってなかった」と笑顔。準決勝は谷口遼平の番手で決勝進出を狙う。

音無剛記者

2020年7月24日 18時31分

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