隅田洋介がレインボーカップ制覇 ~佐世保競輪場~

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隅田洋介
優勝を果たして喜びを爆発させた
147日振りの実戦で即結果を出した!

 開設70周年記念佐世保競輪・九十九島賞争奪戦(G3)の最終日の第9レースでレインボーカップA級ファイナルが行われ、練習中の落車で長期欠場していた単騎の隅田洋介(栃木・107期)が豪快なまくりで制した。
 レースは正攻法の竹山陵太が上昇してきた金野俊秋を赤板過ぎに突っ張るが、金野は竹山の後位で外併走の状態になり打鐘を通過。最終ホームで動きはなく、1コーナー過ぎに橋本智昭が番手から強引にまくり出るも2コーナーで初手から最後方で構えていた隅田が高回転のまくりで前団に迫ると佐藤一伸のけん制を乗り越えてゴールした。
 「ホームでいければホームだし、最悪、2コーナーかまくりでもと思っていたら引き出してくれましたね。(佐藤一に)すげーもってこられて、押し返すか、上に上がるか迷ったけど、スピードが違ったから押し返すと落車させてしまうと思った」とレースを振り返った。「練習しないとダメですね。ここに入る前も全然、手応えがなかった。アマチュアの選手に千切れたりしていたし、でも、ウエイトだけはできていたからダッシュは良かった。単騎戦は難しいけど、ご褒美もある。勝ちにこだわるのは今日だけ。内容重視で結果を出さないと。先行がしたいですね。眞杉(匠)君が先行ですげー強いから負けていられない。競走得点でG1に出て活躍したいですね」と同県の後輩に刺激をもらっている様子で、今後の抱負も語ってくれた。
 なお、隅田に加え、2着に入った佐藤一伸(福島・94期)、3着の瓜生崇智(熊本・109期)は12月21日付けでS級2班へ特別昇級を果たす。

池端航一記者

2020年12月20日 15時13分

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