吉田拓矢が記念初制覇 ~佐世保競輪~

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吉田拓矢
優勝トロフィーを掲げる
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吉田拓矢
トップ君(左)とウィンちゃん(右)と記念撮影
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ゴール線を1着で駆け抜ける2番車の吉田拓矢
ようやく手にした栄冠

 佐世保競輪場で行われた開設70周年記念「九十九島賞争奪戦(G3)」は、12月20日(日)に決勝を迎え、吉田拓矢(107期・茨城)が記念初制覇を果たした。
 レースは後ろ攻めの吉田が上昇して赤板過ぎに切ると、動きに乗った新山響平が打鐘前に先頭に立ち、北日本を受けた吉田は3番手を確保。最終バックからまくり出た村上義弘に合わせて踏んだ吉田が、粘る新山をゴール前の直線でとらえた。
 「優勝したことは素直にうれしい。でも結果は良かったけど、満足してはいけない。満足せずにしっかりと自力で記念を獲ることを意識しないと。初手で後ろは想定していなくて、1回前に出てから考えようと。新山さんが行ったときに良いペースで駆けていたので、誰も来られないだろうと思い、勝ちに徹しようと。山崎(賢人)さんが来たら合わせて踏もうと思ったら、村上さんが来たので踏んだ。最後はここまできたら優勝しようと。今回は展開に恵まれた結果。新山さんの強さも感じてさすがだなと。前回の落車でどうなるかなと思ったけど、あきらめずにマイナスに考えず、体を見つめ直すとプラスに考えて調整できて良かった。初日、2日目とセッティングを試してダメで、3日目に戻して結果が出た。ダメな部分がわかって修正できてよかった」と、記念初優勝を達成して喜ぶも課題も口にした。
 「G1で勝つことが1番の目標なので、まだまだ。もっと力を付けて関東を代表する選手になれるように。次は全日本選抜を目標に。G1決勝で表彰台を目指して。GPは選手みんなの目標。そこに乗るんだって気持ちじゃないといけない。(今年のグランプリの関東勢は)平原(康多)さん一人なので、(来年こそは)関東で盛り上げていきたい」と、来年の具体的な目標を最後に語ってくれた。

池端航一記者

2020年12月20日 16時55分

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