第13回・国際自転車トラック競技支援競輪 ~松山競輪場~

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町田太我
競輪界のニュースター候補
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佐藤水菜
1カ月ぶりの実戦も問題なし
今回はナイター開催

 6月10日(木)から松山競輪場で第13回国際自転車トラック競技支援競輪(G3)がナイターで開幕する。今開催はG1組が不在となるだけにV争いは熾烈を極める。また今回は競輪業界初の試みで福井競輪場で行われる第1回大阪・関西万博協賛競輪(G3)と同日程(福井は昼間開催・松山はナイター開催)で行われるリレー方式となっている。
 最注目なのは117期の出世頭でもある町田太我(広島・117期)だ。「中4日だけど休みなしで練習してきた。今回は前回とは違うフレームで練習では良いタイムが出たし、スピードも出ていた。最近は特に決勝で結果を求めてばかりで良くない方向にいっていたし、小さいレースが増えている。結果にこだわり過ぎずに地脚の強味を生かしてしっかりと主導権を奪いたい」と上積みは十分で、意識改革もした様子。「松山は5月に走って決勝に乗れず、印象が良くないので、今回で良くしたい。一戦、一戦しっかりと力を出して結果が付いてくれれば」とバンクのイメージ回復へやる気を見せるだけに初日から圧巻のレースでファンを沸かせそうだ。

 今開催は3レースまでがガールズ戦。女王・児玉碧衣(福岡・108期)が直前に欠場したことでナショナルチームにも所属する佐藤水菜(神奈川・114期)がV候補筆頭へ躍り出た。
 「5月のガールズコレクションはいつも力負けしていた児玉さんに自力で勝てたのは良かった。コレクションで優勝して競走得点も競輪人生で一番だし、パフォーマンスも高まっている」と初制覇したガールズコレクションを振り返った。「香港(ネーションカップ)では目標を達成できなかったし、悔しい思いをしました。帰国してから2週間、自宅待機でした。その中の1週間は完全にオフで、先週の水曜日からローラーに乗ったり、少しウエイトをし出した。久し振りのレースだし、外で自転車を乗るのも久し振り。松山バンクも初めてなので、指定練習で感覚を掴みたい。4日制も初めてだけど、競技ではハードスケジュールの中で走っているので、その経験を生かしたい。今回は賞金を稼ぎにきたし、勝ちにこだわって全力を出し切りたい」

 初日1レースの発走時刻は15時47分。佐藤水菜が出走する3レースは16時35分発走予定、町田太我は11レースで20時01分発走予定。¥JOY×プロスポーツの締め切り時刻は5分前となります。

池端航一記者

2021年6月9日 16時44分

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