気迫の走りが光った根田空史 ~立川競輪場~

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根田空史
準決勝以降も超スピードを披露する
強力本線を粉砕!!

 立川競輪場でF1シリーズが7月8日(木)に初日が行われ、雨の中でも見ごたえある熱戦が繰り広げられた。

 メインの初日特選12レースでは、弊社スポンサード選手の根田空史(千葉・94期)が赤板から先行。突っ張りを試みた稲毛健太を封じて、村上義弘が中軸の強力中近ラインを粉砕。根田の番手を回った永澤剛(青森・91期)が今年初勝利をつかんだ。

 レース後の根田は力を出し切り、息も絶え絶えながらも振り返ってくれた。「稲毛君が村上さんを付けて積極的に先行してくるだろうし、それを潰すつもりで駆けました。赤板で突っ張ってくるとも思っていたし、そこから800メートルでも勝負しようと思った」。気迫を全面に押し出した先行策で中近勢の思惑を破り、結果は4着と確定板入りこそ惜しくも逃したが表情は充実感に満ちていた。前検日には「配分が詰まっていて本調子ではない」と語っていたのが別人のようだ。
 「800メートルも駆けるのは自分の距離じゃないし最後は一杯。だけど、ここ最近のなかでは一番感触が良かったですね」と手応えを得て準決勝に臨む。

 2日目に根田が出走する10レースの発走予定時刻は15時14分。なお、エンジョイサイトでの投票締め切り予定時刻は発走の5分前を予定しております。

熊谷洋祐記者

2021年7月8日 18時45分

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