全日本選抜メモリアルが開催 〜取手競輪場〜

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吉澤純平
関東3車の中核で責任を果たす
絶好目標を得て勝機拡大

 12月3日から取手競輪F1『全日本選抜メモリアル』が開催される。豪華メンバーがそろったが、シリーズリーダーを務めるのは地元の吉澤純平(茨城・101期)だ。
 今年はアキレス腱断裂の大怪我から7月に復帰すると、そこから復調一途。8月川崎G3を制して、その後もF1戦で2度の優勝を飾っている。直前の11月平塚で落車したが、本人は不安なしを強調した。
 「落車したけど、受け身がしっかり取れたのか珍しく軽傷でした。自転車も修正に出して大丈夫でした。冬場になってアキレス腱を気にしながらになるけど、最近は自力も出ているし大丈夫」
 初日特選12レースは坂井洋を目標に、師匠の武田豊樹が固める布陣。別線の山崎芳仁率いる北日本勢はもちろん強力だが、地元のメインは譲れないところだろう。
 「3日間本命? その期待に応えられるように。自力でやっても大丈夫な感じはあります。でも、ここは坂井君がいるので任せていく。3番手に武田さんも固めてくださるので、しっかりラインで決まるように頑張りたい」
 12レースに出場するメンバーのなかで3人がタイトルホルダーの激戦。それでも、吉澤が地元の声援を力に変えて期待に応えて見せる。

熊谷洋祐記者

2021年12月2日 16時53分

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