吉澤純平が初日特選を制して特大配当を演出 ~京王閣競輪場~

セッティングがマッチして手応えを浮かんでいる
7月26日に京王閣競輪場で行われた『東京オーヴァルカップレース』の初日特選は関東ライン3番手回りの吉澤純平(茨城・101期)が最終4コーナーから空いた内を突いて直線で一気の強襲劇を披露。2車単3万4,190円、3連単34万6,600円の高配当が飛び出した。
レースは後ろ攻めとなった皿屋豊が赤板手前から上昇していき、正攻法の構えで清水裕友に抵抗されながらも強引に叩いて出る。眞杉匠が後方に下げていた寺崎浩平の様子を窺いながら打鐘から反撃に出て主導権取りに出る。寺崎は関東ラインを追走していきながら、皿屋の外に追い上げて4番手の位置を奪い取る。
態勢を整えて最終2コーナーからまくり上げて吉田のブロックを乗り越えたが、眞杉が自らブロック。反応が遅れてしまった吉田は伸びを欠いてしまい、空いた内のコースを俊敏に突いた吉澤が突き抜けた。
「踏み出しだけ集中して、あとは前の2人がやってくれると思ってたんで、内だけ締めてました。眞杉も(吉田)拓矢も上がって、自分は締めてたので(吉田の後輪に)差し込んじゃった。もう、4コーナーだったんでそのまま踏み切りました。ちょっと大丈夫かなって感じで踏んだ割には伸びました。終始脚がたまってたんで、前回よりも良いと思う」
前々回の川崎からフレームを換えて決勝に進出したものの、「決勝で先行したらきつかったので、青森はセッティングを変えたら良くなかった。結果的に今回は前々回の川崎の時と同じ感じにセッティングを戻しました」と軌道修正に成功した様子。準決勝は地元の河合佑弥のを指名して別線攻略を狙う。
「河合君は何回も頑張ってもらったことがあるし、地元なんで勝てるように走ってもらいたい」
河合の番手回りは今年1月伊東F1の準決勝以来で白星を挙げた以来での連係となる。新田祐大や寺崎浩平といったスピード自慢の機動力型が相手となるが、地元の意地を見せたい河合をリードして決勝進出を目指す。
2025年7月26日 18時16分
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選手詳細データ
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吉澤純平 選手茨城・101期