経験を積み重ねる吉澤純平 ~取手競輪場~

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吉澤純平
地元記念は17年に制覇。準決勝では負けられない
盤石の布陣で準決勝に臨む

 取手競輪開設72周年記念「水戸黄門賞」GⅢは6月5日に開催2日目が終了。二次予選の10Rでは関東の先頭を走った吉田有希が別線の包囲網にあってまくりが不発になる苦しい展開。番手の吉澤純平は「間に合わないという感じで何とか3着までこれた」と薄氷を踏む思いで準決勝にコマを進めた。

 レース後の吉澤は「(吉田に)包囲網があって、二段駆けとかにあうこともある。僕らもあったなっていう経験もあるし、(吉田は)飛び抜ける力はあるので、これからやってくれると思う。(昨年11月の)平塚(準決勝)で付いた時はすごい強かったし、思い切り抜きにいって抜けなかったですから」と、吉田の力を認めているだけに、これからの成長に期待をした。

 吉澤自身の状態は好調だ。「ダービーが終わってから(吉田)拓矢と話したりして、2017年の時に使っていたプレスト(フレームメーカー)を練習で使って、その後の大垣が良かった。全プロでも番手だったけど、坂井(洋)とか眞杉(匠)を抜けているし、昨日(初日特選)も(吉田)拓矢を抜けた。全員、関東のエースっていう選手を抜けていますからね」。

 明日の準決勝12レースは初日特選も連係した吉田拓矢に前を託して、後ろは師匠の武田豊樹といった豪華な地元連係になっただけに、上位独占を狙う。

小山裕哉記者

2022年6月5日 18時18分

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