今年最後の記念決勝 ~佐世保競輪場~

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新山響平
逃げ切り優勝も十分に狙える
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井上昌己
地元のエースがファンの声援を力に変える
最後に笑うのは果たして

 佐世保競輪開設71周年記念『九十九島賞争奪戦』は26日(日)に最終日を迎える。決勝戦にはS班の和田健太郎(千葉・87期)を始め、地元の井上昌己(長崎・86期)、深谷知広(静岡・96期)、新山響平(青森・107期)と強豪が顔を揃えた。今年最後の記念競輪を制し、新年へと弾みを付けるのは果たして誰か。

並びは以下の通り

⑤深谷知広-⑨鈴木裕-①和田健太郎

⑥竹内翼-②井上昌己-⑦小川勇介

③新山響平-⑧金子幸央

④松岡健介(単騎)

 S班として今年最後の競走を迎える和田健太郎は「あと一走で良くも悪くもこれで今年が終わる。今の感じを引き続きうまくもっていければ、F1戦でもG1戦でも戦っていけると思う。ケガをした6月よりも良くなっている実感がある」と復調の手応えをつかんで臨む。

 新山響平は意外にもこれが今年初の記念決勝進出だった。「今年は記念の決勝に乗れないかと思っていたのでホッとしました。欲を言えば先行して逃げ切りたい」と積極的なスタイルは崩さずに今年の締めを狙っている。

 地元の井上昌己もきっちりと優出。地元ファンの前で最高の締めくくりとなるか。「寒すぎて感触はイマイチ分からなかったね。決勝はもっと寒くなりそう。いろいろと考えてアップをしたい。竹内(翼)君には(以前に)1着を取らせてもらっています」

 来年のグレード戦線を占うであろう大事な一戦。見逃せない戦いとなりそうだ。 

熊谷洋祐記者

2021年12月25日 19時12分

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