平原康多が大宮記念を3連覇 ~大宮競輪場~

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平原康多
トロフィーと花束を手に大宮競輪アンバサダーの近藤みやびと記念撮影
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1番車の平原が1着でゴール線を駆け抜ける
通算28回目のG3制覇

 1月18日(火)に大宮競輪場で東日本発祥73周年大宮競輪「倉茂記念杯」の最終日の開催が行われ、12レースの決勝戦は平原康多(埼玉・87期)が地元ライン3番手から追い込んで優勝。通算28回目のG3制覇で、大宮記念に限れば通算9度目を3連覇で飾った。

 レースはスタート直後に平原康多が飛び出して、地元勢が前受けに。赤板周回に入り深谷知広が上昇するも、打鐘で黒沢征治が全開の突っ張り先行。番手を回った宿口陽一が2コーナーから番手まくりを放つと、最後は別線は立ち遅れたまま、最後は平原が鋭く抜け出した。

 「(黒沢が)前だったら出さない作戦だったが、打鐘からあんなにいくとは思わずパニくりました。(宿口が番手から出て)陽一のタレ具合をみて、自分と後ろの龍生でムダにしてはいけないと。(シリーズ振り返り)二次予選もそうですけど、前回の落車があって気持ち的に絶好調ではなかった上で、こうやって完全優勝で終われるなんて今でも信じられない」

 無観客で行われた昨年と違い、今開催は有観客で行われ「ファンの声援があるのは全然違う。応援のおかげで地元4人勝ち上がって、(決勝で)ああいう走りができたと思う」とファンの声援も大きな力となった様子で感謝を示した。

 毎年続くグランプリから立川記念、大宮記念と続く過酷なローテーション、今年は2月3日からの静岡記念も入っておりまだまだ休むことはできない。「このあと静岡記念があるので全然ゆっくりする時間はないです。静岡のあとは取手の全日本選抜も控えている、ヨシタク(吉田拓矢)がケガをしているしサポートできるように。(立川での落車の影響は)やっぱりありますけど、それで気持ちが入った部分もあるので、プラスマイナスで言えばプラスの方が大きかったのかな」と締めくくり、関東地区で行われる大舞台、全日本選抜競輪に向けて突き進む。

角田祐馬記者

2022年1月18日 17時35分

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