平原康多が大会2連覇! ~大垣競輪場~

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平原康多
通算29度目のGⅢ優勝
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番手まくりをした2番車の菊地圭尚を5番車の平原康多がまくる
〝自力〟で掴みとった優勝

 大垣競輪開設69周年記念『水都大垣杯』は平原康多(埼玉・87期)が完全優勝で大会2連覇を飾った。「去年の分も含めて、お客さんの応援がすごくて、それに後押しされた」とファンの声援が力になったと話す。

 道中で好位を確保して最終の2コーナー前からまくり出た平原は、レースをこう振り返る。「(北日本勢の後ろが取れたのは)本当に運だと思う。車番が悪くて、厳しいレースになると思っていたので、前の方からとだけ考えていた。北日本が先行するとはそこまで考えてなくて、前の方が取れたので順番で切って前々に。後ろの状況は全然分からなくて、タイミングだけ気にしていた。大森さんが波を作っていて、タイミングが取りづらかったけど、直線で飯野君を越えないと石川までチャンスがないと思っていた。(番手まくりは)想定外です。同じタイミングで出られたので最悪だった。コーナーで山をこらえきれたから直線で伸びたんだと思う」

 シリーズの勝ち上がりは、埼玉の後輩を目標にするレースで、決勝戦が今節初の自力戦だった。「自力選手だと思ってやっている。むしろ後輩の後ろを回る時にどう対処するかっていうのがテーマ。人の後ろは考える事が多い。昨日(3日目)だって、落車を避けたところですごい感覚が悪くなってしまったし、そういうところが甘いと思う」

 次走は中3日でウィナーズカップに参戦。「疲れは出ると思うので、3日間練習して万全でいけるようにしたい」。関東地区の宇都宮で行われる開催だけに、名古屋で眞杉匠、大垣では平原康多と、関東勢にとって記念連続Vはいい流れでビッグレースに臨むことができそうだ。

小山裕哉記者

2022年3月13日 18時15分

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