地元不在の決勝戦へ ~武雄競輪場~

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吉田拓矢
関東の次世代エース
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稲川翔
真骨頂の前々戦で魅せる
関東勢は初日特選と同じ並び

 武雄競輪場で開催されている開設72周年記念「大楠賞争奪戦(G3)」は、4月26日に最終日を迎える。大きな波乱もあった準決を勝ち抜いた決勝のメンバーが出そろった。S班は3人が優出。準決では3連単97万円を超える高配当が飛び出し、地元勢が次々と陥落し、さらに松浦悠士も敗退。結果的に関東勢が初日特選と同じ4車で結束し、強力な布陣を形成した。

 ⑨吉田 拓矢ー③平原 康多ー⑦諸橋 愛ー⑤木暮 安由

 ②稲川 翔ー④村上 義弘

 ⑥櫻井 正孝ー①佐藤 慎太郎
 
 ⑧大坪 功一

 関東の先頭を回る吉田拓矢(茨城・107期)は「最後の粘りがもう一つですけど、踏み出しの感じとかはすごくいい。体調とか脚の状態はいいですね。決勝戦は初日と同じ4車ですし、ラインから優勝者を出せるように」と意気込みは十分。

 準決で平原康多(埼玉・87期)を下した稲川翔(大阪・90期)は総力戦を決意して「最近の中では状態はいいですね。集中できているし精神面がいいと思う。ハンドル周りを毎日変えながら、感じも良くなっていますね。村上さんの前で何でもやっていきます」と縦横無尽な走りで関東勢に襲いかかるか。

 12レースの決勝戦の発走予定時刻は、16時30分(エンジョイ投票サイトでの締め切り時刻は16時25分)。関東勢が人気に応えるのか、はたまた波乱の決着か、目が離せない決勝戦になりそうだ。

及位然斗記者

2022年4月25日 19時42分

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