新鋭の太田海也が『玉藻杯争覇戦』に登場 ~高松競輪場~

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太田海也
パワーとスピードを兼ね備える太田選手がファンを魅了する
S級初優勝を手にグレードレースに初参戦

 12月3日(土)に高松競輪場にて開設72周年記念『玉藻杯争覇戦』が幕を開ける。なんといっても一番の注目株は新鋭の太田海也(121期・岡山)だろう。初の9車立て、初のグレードレースでどんな走りをしてくれるのか初日から注目したい。

 初日一次予選は10レースに登場する。前回の取手決勝でも対戦している同じナショナルチームでもある小原佑太と再び激突する。
 「(前回の優勝は)単騎戦ってことで、自分が行けるタイミングで行こうと。展開が自分に向いたんで良かったです。(初めての9車立ては)予習でビデオを見たりしてきたんで、実戦でそれがどれだけ出せるかが勝負になってくると思います。高松を走るのは初めてですね。今回の目標ですか? とりあえずまずは1勝したいですね。主導権を握れるようにはと思って走っているので、そこをしっかりと考えながら頑張りたい」。

 来年はナショナルチームの活動も忙しくなりそうで、日本の〝競輪〟を走る機会も限られる。少ない出走本数の中で結果を求める。
 「まだまだ経験もないので戦い方とかは走りながらですけど、G1だったりもっと大きなレースに出られるように頑張っていきたいですね。(今年は)競技の方ではあまり目標を立てずにいたんですが、目標が明確にできた。(その目標は)来年からオリンピックの枠取りが始まるので、日本のチームとして枠を取って、再来年のパリ五輪につなげられるように。競技では凄い人達がいっぱいいるので。ハリー・ラブレイセンだったり、マシュー・リチャードソンの戦い方だったり、走り方は参考にしています」。

 ボート競技出身で自転車歴はまだまだ浅い太田海也ではあるが、養成所ではゴールデンキャップを獲得し早期卒業している逸材で、華々しくグレードレース初戦を飾る。

細川和輝記者

2022年12月2日 17時34分

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