脇本雄太がG1に弾みをつけるV ~武雄競輪場~

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脇本雄太
賞金ボードを掲げて写真撮影
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1番車の脇本雄太がトップでゴール線を駆け抜ける
10秒9の快速まくりで完全優勝

 たけお競輪開設73周年記念『大楠賞争奪戦』は4月25日(火)に決勝戦が行われた。優勝はGP王者のチャンピオンジャージを身に纏う脇本雄太(福井・94期)。中団から先まくりでゴール前に近づいていた新山響平を10秒9のまくりで捕らえて1月の豊橋記念以来、14回目の記念制覇を達成した。

【脇本雄太(1着)】
 「(雨は)レース前に強くなってきて、視野を広くもちたいなと思っていた。腰痛から1ヵ月経って良くなっている感触はある。恐怖心もあるけど打ち勝ってレースができるのかなと。G1前なのでリスクはとれないなとは思っていた。車間の空き具合や展開が速くなるから立ち遅れないようにと考えていた。スタートは中団が取れたら良いなと思ったが、内の2人が速く、無理に付き合うつもりもないなと。伊藤君がどこから仕掛けるか。中団からでも先に動くなら良いし、動かなければ、鐘で自分が動こうと思っていた。思ったよりも展開が早かった。ペースが速くてとにかく落ち着いてと。1センターでスピードが上がって仕掛けようとかなと思ったら内藤さんが口が空き気味で立ち遅れてしまった。視野が狭かったですね。とにかく仕掛けた以上はガムシャラに踏もうと。最後の最後までいける感じはなかった。雨で自分の中で気を付けながら走ったけど、それにしてもタイム(上がりタイム10.9秒)は出ているなと。(ダービーに向けては)弾みをつけて臨みたい。チャンピオンジャージを着てのG1なのでしっかりと気持ちを入れて。(ダービーは)日程が長く気持ちも張り詰めるし、精神的疲労が溜まりやすいのでしっかりと準備したい。疲れを取って練習を入れてスイッチを入れていきたい」

【新山響平(2着)】
 「伊藤君を逃がした後に中団で脚を使ってしまった。うまく脚を使わずにつければ良かったが、フォームも途中から崩れてしまった。山田さんを越えるのに集中したけど、ゴールまで加速してくれなくて、2センターぐらいで嫌な脚の回り方をしていた。(シリーズ通して)良い経験になった。先行もまくりもできて課題も見えたので、帰って練習します」

【山田庸平(5着)】
 「(伊藤)旭が頑張ってくれたし、四国勢が付いてくれたことも嬉しかった。今まで頑張ってきて良かったなと。(決勝は)ベストを尽くしたが相手が強かった。良い開催ではあった。(決勝が終わってからも)地元だけじゃなくて熊本勢とかも出迎えてくれて九州全員で頑張ろうって感じになっている。ダービーはしっかりと疲れを抜いていきたい」

池端航一記者

2023年4月25日 17時42分

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