輪界トップが集結する全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪 ~富山競輪場~

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山口拳矢
第77回ダービー王。とてつもない勝負強さをもっている
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脇本雄太
誰もが認める輪界ナンバー1の選手
中部地区に勢いをつけるダービー王の山口拳矢

 5月29日から全日本プロ選手権自転車競技大会が4年ぶりに富山競輪場で開催される。これに先立ち、27日からは「2023年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」が開催される。S級S班6名を始め、GⅠ戦線で活躍するトップレーサーが集結した。

 10レースの優秀には平塚で日本選手権競輪を制した山口拳矢(岐阜・117期)が登場。「(ダービーは)自分が強くて勝ったというより、展開で勝てたので、満足せずにやっていきたい。(ダービー王というのは)意識していないですね。間隔が空いたので、感触を確かめながら。ここまではいつも通りの練習をしてきて、感じ良くできた。(富山は)前回走った時に重かった。風もなくなればいいですね」と、GⅠタイトルを手にしたあとだが、平常心で臨むつもりだ。

 メインの12レースはグランプリ王者の脇本雄太。「戦法の幅を広げないといけないのはわかっているが、今後の課題にしていきたい」とダービー決勝を振り返る。腰の状態に関しては「治療をしているが、完治とまではいかない。平常というか、落ち着いてはいるが、再発の可能性もあるので油断をしてはダメ。これはずっとですね」と常に細心の注意を払いながらトレーニングに打ち込んでいく。今回はGⅠ級のメンバーが激突。「宮杯の前哨戦ですよね。今、持てる力を確かめる場。タイトル争いがない中でGⅠ戦線のメンバーと力を試せる」と次回の高松宮記念杯に向けても重要な開催であると語った。

小山裕哉記者

2023年5月26日 17時11分

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