太田竜馬が初日特選を制す ~向日町競輪場~

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太田竜馬
初連係の山根将太と呼吸を合わせて別線攻略に成功
経験の少ない番手回りにもそつなく対応して好発進

 6月8日(木)に向日町競輪場で幕を開けた施設整備等協賛『京都向日町カップ』の初日特選は太田竜馬(109期・徳島)が先行力一番の山根将太の番手から抜け出して白星スタート。二次予選以降に弾みを付けた。
 近畿ラインの先陣役を任されていた小森貴大が後ろ攻めから押さえた朝倉智仁を打鐘で叩いて先頭に。一旦、8番手まで車を下げた山根将太が佐藤一伸が4番手の位置へと追い上げる動きを見ながら最終ホーム目掛けて一気のカマシを敢行。番手を回った太田竜馬は出切った直後の1センターから車間を空け始めると、後ろの気配を感じながら間合いを取る。小森貴大を外に張りながら直線で鋭く抜け出した。

 「山根君に全部お任せでした。初手は中団の方がいいかなと思ってましたけど。(山根が)強かったですね。いい所で行ってくれたと重います。自分は変なところでつっかけてしまったし、もっと落ち着いて付いて行けばよかった。山根君のおかげなんで、状態はよくわからんすね。自力だとまた違ってくると思うんで」
 
 二次予選は本業の自力戦で、同県の北村信明を背に自慢のスピードを誇示して別線を迎え撃つ。

細川和輝記者

2023年6月8日 18時59分

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