柴崎淳に絶好のVチャンス ~京王閣競輪~

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柴崎淳
絶好のVチャンスを逃す訳にいかない
強固な中部3車の番手回り

 京王閣競輪『恩田繁雄杯』F1ナイターは14日に最終日が行われる。S級決勝12Rは二分戦となったが、中部勢が強固な布陣。番手を回る柴崎淳(三重・91期)に大チャンスが到来しそうだ。

 向日町G3で2勝を挙げ、続く地元戦は優出ならずも2勝。今節の前検日には確かな手ごたえを口にしていた。
 「急に良くなりましたね。四日市も準決3着で(決勝に)上がれなかったけど、相当伸びてましたからね。なんて言うのかな。自転車の進みと、体の進みがバッチリ合ってる感じがするんですよね。体だけ進んでる感じで自転車が遅れてても駄目だし、自転車が進んでて体が遅れてても駄目。それがバチっと合っている感じがしてるんですよね」

 準決勝は脇本勇希の番手からまくって1着。新鋭の大川剛を退けたが、自力での感覚とのズレを口にした。
 「難しかったですね。やっぱり2番(大川)がどれくらいの勢いで来るのかもイマイチ分からなかったんで。踏んだ感覚はズレてる感じがした。まあ、でも番手戦なんで。自分のタイミングでもなんでもないところで踏んでるんでね」

 中部ライン先頭の山田諒は「間違いなく調子が良い」の言葉通り、今節はド迫力の先行を連日見せている。3番手も岡本総ときっちりだ。お膳立てが整った柴崎が、昨年9月松阪以来の優勝へ照準を合わせる。

熊谷洋祐記者

2023年7月13日 21時47分

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