地元のエース・平原康多が復活を狙う ~西武園競輪場~

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平原康多
初日特選は自力戦で挑む
関東勢は分かれて別線勝負を選択

 4月20日から西武園競輪場で開設74周年記念「ゴールド・ウイング賞」が開催される。初日の12Rには3月のウィナーズカップを制した脇本雄太をはじめS級S班が4名登場し豪華メンバーが顔を揃えた。関東勢は平原康多、武藤龍生、眞杉匠、坂井洋の4人の並びに注目が集まり、地元勢と栃木勢に分かれて別線勝負を選択した。

 その経緯について平原は「関東で並ぶとしたら自分が3番手になるけど、龍生も地元だし4番手を回らすわけにはいかない。初日特選に限ってですけど、力を試すためにも自分が自力自在にやることにしました」。近況の状態については「立川は腰痛で欠場しました。宇都宮は体と自転車が噛み合っていなかった。今回は10年ぐらい前の体に痛みがなかった時の自転車とセッティングに戻してみた。感触は宇都宮の時に比べて一変して良くなっている。やれることはやってきているので頑張りたい」と修正を試みて、手応えは上向いている様子だ。

 昨年から低迷期が続き、S班陥落となった今期もいまだに優勝はゼロ。その中でも試行錯誤を重ねて懸命にもがく姿はファンの心に響く。今節は地元記念で負けられず、まずは自力戦で臨み復活への道標を立てる。

髙野航記者

2024年4月19日 16時45分

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